その④-a「胃カメラ編」
胃カメラを飲んだのは30年ぶりくらいであろうか。1991年に中国内蒙古の草原に日本の子どもたちを連れていくプログラムから帰国してすぐ、信州の友だちのところに遊びに行き、ひとくち目のビールを飲んだ途端に具合が悪くってしまったのだ。モンゴル(イヤ、だから中国やし…)から帰って来たヤツが吐き下して大変なことになっていると救急車を呼んだところ、中から防護服に手袋で現れた隊員は「法定伝染病の場合は保健所の管轄となり、救急車には乗れません」と両手を広げ静止するではないか。救急車が来るのに1時間以上もかかるような山の中に友だちの家があったので、ピーポーが来た頃にはすでに落ち着きを取り戻していたボクは、大丈夫ですからと救急車に乗り込み病院送りとなったのだ。検査したら急性胃腸炎、ついでに胃カメラもといわれて飲んだのでした。「はい飲み込んで、ゴックン…お上手です」とおだてられ「お疲れさまでした。潰瘍の跡もなくキレイでした」とまたほめられたりしたのだが、現代に生きるものとしては潰瘍の跡のひとつやふたつなければ真面目に仕事もせず、遊んどるのかコイツはと思われているのではないかと気恥ずかしい思いをした覚えがある。
そして、おかげさまで今回もキレイな胃袋だったようで、見事にこの30年間ノンストレスで遊んでいたことが証明されてしまったのである。(すんません。遊びが仕事なもんで…)

