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腹だけフランケン

⑭「ツバメちゃん頑張ってね!」

今回ご厄介になった病室の窓の外に通路があり、それに続く非常階段の柱の向こう側にツバメが巣を作っていた。ふたファミリーが忙しそうに巣作りに精を出している姿を毎日見ながら過ごしていたのだった。子どもの鳴き声は聞こえないので、まだ巣作りの途中かそ...
腹だけフランケン

その⑬「そして放免…」

もちろんなかなか大きな手術をしたわけだから、しばらくはいろいろとたいへんだった。微熱が下がらなかったり、絶食点滴のあとしばらくはうんちが出なかったり、お腹の中に溜まる血を抜くためのドレンが横隔膜に当たって深い息をすると痛かったり、やたらと頭...
腹だけフランケン

その⑫「日々これ進化?」

病棟に戻って四日目、少しづつ身体の管も取れて食事も口から入れられるようになった。といっても五分粥に淡白なおかずが少し…これじゃカロリー不足じゃないのかと思ったけど、栄養の点滴もまだ入っているから逆にカロリーオーバーになるんじゃないのかと心配...
腹だけフランケン

その⑪「おかえり病棟」

ICUから病棟に戻り、次の日から点滴台を押して歩行訓練がスタートする。最近は術後すぐに動き出す方が回復が早いということになっているのだ。幸い背中に入っている麻酔のお陰で痛みはほとんど感じることはない。強いて言えば、ベッドで横になろうとする時...
腹だけフランケン

その⑩「夢かうつつか?せん妄か?」

ひと晩、寝たような寝ないような時間を過ごした。じっとしていれば何事もないが、少し寝返りを打とうとすると切ったお腹が痛む。そりゃそうだ、本人は気楽に考えてるが、たいがい大きな手術をしたのだから当たり前だ。実はこの手術を受けるにあたって心配ごと...
腹だけフランケン

その⑨「そしてICUへ」

ドクターの説明によると、病巣のまわり最低限の切除で処置できたとのこと、切り取った生レバーを見せてもらったら全体では縁日のスーパーボールの当てものの3等賞くらい、デキモノはその中でハズレのボールくらいの大きさだった。取りにくい場所にあったにも...
腹だけフランケン

その⑧「あなたはだんだん眠くぅなぁ…コテッ!…わかりますか? 終わりましたよ!」

さていよいよ手術当日を迎えた。気合十分…とは言っても、手術中は寝てるしかないんだけど。お迎えに来ていただいた看護師さんと手術室に点滴台をゴロゴロ転がしながら向かう。ひとつ上のフロアーにエレベーターが着いてドアが開くと…そこには同じように手術...
腹だけフランケン

その⑦「身を清めことに望む」

オペを明日に控え、ここからさまざまな手順が段取りよく進むのであった。前日夕食までは食べることができたが、夜の9時以降は絶飲食、しかもこれが手術が終わってからもしばらく続く。もちろん栄養水分は点滴で入れるので、身体には負担は少ないのだけれど、...
腹だけフランケン

その⑥「豪華キャスト陣勢ぞろい」

入院生活という環境は意外と登場人物が多いものである。いやいやコロナが5類相当になったとはいえ、病院ではまだ面会も制限されているので、見舞客がひっきりなしに来てくれる訳ではない。ドクター、看護師さんを始めとする医療関係者の方々がたくさん登場さ...
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その⑤「まわる回るよ!肝臓は回る!」

そしていよいよ収監…いや元へ、入院に日を迎えた。まずは担当ドクターが手術の説明をしてくれる。デスクの壁側がライティングボックスになっていて、レントゲンの写真を抜き差ししながら、ドクターが説明するなんて光景(昭和やな…)かと思いきや、実に明る...